障害者の仕事選び:A型就労と一般就労の違い・特徴を解説します

障害者雇用や就労支援に興味がある方、悩んでいる方へ

障害のある方が働く選択肢は増えていますが、特に就労継続支援A型(以下、A型就労)一般就労の具体的な違いがよくわからないという声を多く聞きます。

この記事では、両者の違いをわかりやすく比較し、メリット・デメリット、選び方のポイントまで解説します。 あなたの「働きたい」を後押しする参考になれば嬉しいです!

A型と一般就労のわかりやすい大きな違いは労働時間からくる給与面です。では、それ以外はなんでしょうか?詳細を解説します。

A型就労(就労継続支援A型)の特徴

A型就労は、障害福祉サービスの一つです。 就労継続支援A型事業所(福祉事業所)と雇用契約を結び、そこで働く形態です。

事業所内で軽作業を中心に働きながら、一般企業へのステップアップを目指せます。労働基準法が適用されるため最低賃金以上の給与が支払われ、社会保険にも加入できます。

就労支援員が常駐して体調管理や作業をしっかりサポートしてくれるのが特徴です。

対象者は、一般企業で働くのがまだ難しい方(就労移行支援で就職できなかった人など)で、平均月収は約9万円前後。勤務時間は週5日、1日4時間の短時間勤務が主流です。
※事業所にもよりますが、時間などは利用者の体調などを考慮し柔軟な対応をすることができる事業所が多いです。

A型は「支援ありの雇用」という位置づけです。安心して働きながらスキルアップできるのが魅力です。

A型はB型などと比較すると仕事感を養うのにちょうどいい事業所と言えるでしょう。ただし、その事業所の内容が自分のやりたい仕事に近いかどうかは、よくよく調べておきましょう。

障害者が一般企業で働く一般就労とは?

一般就労とは、障害のある方が一般企業や公的機関に直接雇用される働き方です。

「障害者枠」で採用されるケースが多く、企業側に合理的配慮(通院時間の調整、休憩の追加など)が法律で義務付けられています。

雇用契約は企業と直接結ぶため、給与や待遇は企業の規定に従います。フルタイム(7〜8時間/日、週5日)が基本で、企業の一員として自立して働くのが最大の特徴です。

対象者は体調が安定し、企業で十分に働ける能力がある方。障害をオープンに伝えるかクローズで働くかを自分で選べ、社会参加の実感が得られやすいのが魅力です。

一方で、常駐の支援員はいない場合が多いため、自分で体調管理をする力が必要です。
※障害者雇用が5人以上いる会社は、障害者職業相談員が在籍することが義務づけられています。

参考URL

https://www.jeed.go.jp/disability/employer/employer04.html

就労支援から一般就労へ切り替えた際のお悩みの一つに、相談先がないことがあげられます。就労移行支援から転職した場合はジョブコーチの活用で徐々に慣れて行くのが1つの選択肢と言えるでしょう。

A型就労と一般就労の主な違い

A型就労は福祉事業所が雇用主となり、手厚い支援を受けながら働く「支援重視」の働き方です。 一方、一般就労は企業が雇用主となり、障害者として合理的配慮を受けつつ自立した社会人として働く「自立重視」の働き方です。

主な違いは以下の通りです。

  • 雇用主:A型は事業所、一般就労は企業
  • 労働時間:A型は短時間・柔軟、一般就労は標準時間中心
  • 収入:A型は最低賃金以上(平均約9万円)、一般就労は企業次第で高め
  • 支援:A型はスタッフ常駐、一般就労は企業による合理的配慮のみ

(※収入はあくまで目安です。最新情報はハローワークや各事業所で確認してください。)

A型就労は一般に比べるとやや短時間なものの、他の就労支援に比べ週5出勤などが求められる点は一般就労と同じです。一般就労への準備期間としては最適な環境と言えるでしょう。

それぞれのメリット・デメリット

A型就労のメリット

体調に合わせた短時間勤務が可能で、スタッフのサポートが手厚く安心です。最低賃金保証と社会保険で生活の基盤が安定し、一般就労への移行も期待できます。
A型は各就労支援と比較すると最も多く収入を得る手段となります。

A型就労のデメリット

収入が一般就労より低い傾向があり、仕事内容が限定的な点です。
仕事内容に関しては、事業所によって大きく違いがあるので自分に適した事業を選ぶことが重要です。

一般就労のメリット(障害者視点)

収入が高くキャリアアップの可能性が大きく、企業の一員として社会参加の実感が強く自信につながります。

一般就労のデメリット障害者視点)

サポートが少なく体調管理を自分で調整する必要があり、フルタイム中心で負担を感じる人もいます。
体調・時間など自己管理を強く求められがちな点には注意しましょう。

一般就労は基本的には自己管理です。A型就労は軽作業ばかりという施設も稀にある点には注意しましょう。リスタルはPC作業(事務・サイト作成など)オンリーなのが特徴のA型就労です。

どう選べばいい?選び方のポイント

まずはA型からスタートがおすすめの人

体調が不安定な方や長時間労働が難しい方、支援を受けながら自信をつけたい方はA型がぴったりです。

A型で働きながらスキルアップして一般就労への移行を目指せます。

最初から一般就労を目指す人

体調が安定していて収入を重視したい方は、最初から一般就労がおすすめです。ハローワークの障害者雇用担当や就労移行支援事業所で相談しましょう。

一般就労へのおすすめの流れ

  • 就労移行支援で訓練(※人次第、いきなり飛ばしてもOK)
  • A型で実践経験を積む(実務感覚を事前に養いたい場合はこちらから)
  • 一般就労へ移行(上記で経験を積みながら、転職活動を行いましょう)

実際にA型から一般企業へ移った障害者の方も多く、ステップとして非常に有効です。

リスタル内でも働きながら就職活動を行い、一般就労への移行が決まった方が複数いらっしゃいます。このような自分の目的に応じた使い方をするのがおすすめです。

最後に:自分らしい働き方を見つけてください

A型就労も一般就労もどちらも障害のある方が「働く」尊い選択肢です。 大事なのは「今の自分に合った働き方」から始めて、少しずつステップアップすることです。

まずはお近くのハローワーク、障害者就業・生活支援センター、またはA型事業所に見学に行ってみてください。

あなたの「働きたい」という気持ちを全力で応援しています。 この記事が少しでも役に立ったら嬉しいです。

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